立花エレテックの2024年3月期決算は、売上高2310億4200万円(1.7%増)、営業利益は107億6400万円(4.3%増)、純利益は84億7100万円(8.0%増)の増収増益となり、全項目が2期連続で過去最高を更新した。
セグメント別売上高は、FAシステム事業は1189億1800万円(3.5%増)。FA機器分野は食品や物流関連の設備投資が順調に推移。期初の受注残によりPLC、インバータ、ACサーボが大幅に増加した。産業機械分野でも自動化設備が堅調だった。半導体デバイス事業は858億9600万円(3.5%減)。施設事業は210億1100万円(19.7%増)。データセンター向け受変電設備の伸長、大型再開発案件でも空調設備も大きく伸びた。その他は52億1500万円(9.8%減)。EMS分野は家電向け液晶基板ビジネスが好調に推移したが、金属部材の価格高騰と円安が影響した。
2024年度業績見通しは、売上高は2280億円(1.3%減)、営業利益は100億円(7.1%減)、純利益は70億円(17.4%減)を見込んでいる。