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河村電器産業が東海理化と共同で宅配ボックスを開発

河村電器産業(愛知県瀬戸市、水野一隆取締役社長)は、東海理化と共同で、スマートフォンで鍵の解錠、施錠ができるシステムを組み込んだ宅配ボックス「RusuPo with FREEKEY(仮称)」の開発を開始した。2022年中の販売を目指す。

オンラインショッピングなどのインターネット取引が増えるなか、注文者の不在による再配達が増えて、配送ドライバーの負担が大きくなっている。

近年、普及が進んでいる宅配ボックスは、不在でも荷物を受け取ることができ、再配達の課題を解決できる。今回の製品はさらにスマートフォンでキーの解錠ができるようになり、利便性を高めている。

河村電器産業が受配電設備で培った技術を用いた宅配ボックス「RusuPo」に、東海理化のセキュリティ技術を用いたデジタルキーソフトウェアを組み込んでいる。

東海理化のデジタルキー配信サーバーと通信することで、スマートフォンのアプリ操作による宅配ボックスの解錠、施錠が可能となる。

デジタルキーの活用により、荷物の受け取り、発送などのシーンにおいて、宅配ボックスに新たな付加価値が生まれる。

両社は今後も、生活で利用するさまざまな「鍵」をデジタル化し、未来のスマートシティを支えるソリューションの開発に取り組んでいく。

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