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560件の論文発表SICEが名古屋でカンファレンスアズビ曽禰社長に「フェロー」の称号授与

計測自動制御学会(SICE、会長=新誠一電気通信大学教授)は、「SICEアニュアルカンファレンス2013イン
ナゴヤ」を、14~17日までの4日間、名古屋大学東山キャンパス(名古屋市千種区)で開催した。

年次の国際会議として各地で開催しているが、今回は台風18号の影響で16日に遠方からの参加者に一部影響が出たものの、最終的には内外13カ国から約800余人(うち海外からは100人)の参加者があり、560件の論文発表が行われた。

さらに、産学の連携として、日本電気計測器工業会(JEMIMA、会長=海堀周造横河電機会長)が主催するワークショップも開かれた。

なお、会議の席上、SICEが88年から授与している「フェロー」の称号授賞式も行われ、アズビルの曽禰寛純社長ら8人が受賞した。

「フェロー」は、研究・開発・教育啓蒙・管理運営などの活動を通じて、SICEが関与する分野の学問・技術の発展において優れた業績を挙げた学会員に与えられる称号。

曽禰社長は、SICEの第48期副会長、第49期会長を歴任し、特にSICEの公益法人化へ多大な尽力をした。

また第49期には初の海外単独開催となるアニュアルカンファレンスを台北で開催して成功させたことや、SICEの対外メディアへのPRを強化し、計測制御技術の重要性とSICEの社会的な認知度向上に貢献したことなどが評価され選出された。

曽禰社長は「オートメーション技術者として、企業、学会の仲間のご支援で、企業活動、学会活動を通してオートメーションを探求する幸せに恵まれた。ご支援いただいた関係者に御礼申し上げ、引き続き『人を中心としたオートメーション』で社会に貢献したい」とコメントしている。