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CCDカメラの1000倍の精度テクノスが外観検査装置ニューロ視覚センサ発売

テクノス(東京都港区芝4―2―3、TEL03―3453―9111、山田吉郎社長)は、2メートル先の5μメートルを検知できる超高精度カメラ7Kモデルを開発、外観検査装置ニューロ視覚センサ「スーパー5000K7Kモデル」=写真=として発売した。販売価格は1963万~6000万円。ガラス・アクリル、液晶・有機EL表示装置、撮像素子・マイクロレンズ、ロールフィルム、自動車向けに初年度10台の販売を見込んでいる。

新開発の超高精度カメラ7Kモデルは、ラインセンサの画素数を7450画素にし、4000画素ラインセンサのCCDカメラに比べ1000倍、フルハイビジョンカメラに比べ4000倍の精度で微細欠陥の検出を可能にした。

そのため、1台のカメラで、50μメートル角の点を2メートル離れて1・4メートルの視野幅の中から瞬時に検知できる。

新開発のカメラを搭載したニューロ視覚センサ「スーパー5000K7Kモデル」は、毎分30メートルのラインで2メートル先の50μメートル点を検知できる。5μメートル点の場合は視野幅14メートルで毎分300メートルの高速ラインにも対応可能。立体形状物や対象物がたわんだ状態でも目視以上の能力で自動検査が行えるという。

超高精度カメラ7Kモデルの主な仕様は次の通り。

▽撮像方式=3次元(位置・明度同時読み取り、位置・時間展開方式)▽分解能=位置軸7450等分、明度軸256段階、位置・時間軸無限▽切断速度=2600スキャン/秒▽基本クロック=20MHz▽重さ=約1・5キログラム。