チノーは創立80周年を記念して12月1日、2日の両日、サンシャインシティ(東京都豊島区)にて「チノー・テクニカルフェア2016」を開催した。
イベントでは東京理科大学の藤島昭学長が「光触媒反応が生み出す新しいグリーン環境社会」と題し記念講演会を、産業技術総合研究所の山田善朗主席研究員が「金属・炭素系高温定点が高温計測を変える」をテーマとした技術講演会を行った。
両日とも最新技術の紹介を交えた展示を実施。同社の80年の歴史を支えた名品をはじめ、農業分野で新技術として期待されているプラントモニタによる栽培環境の最適化技術や、水素センサなどの水素関連製品・技術の、IoT技術を搭載したワイヤレス温度センサや、温度の基準を作る標準温度計、温度可変黒体炉などの校正装置が紹介され、多くの来場者の関心を集めた。
また、新技術発表会では水素社会に向けたチノーの役割、高度化する熱処理に貢献する制御システム、IoTに貢献するワイヤレスセンサシステムなどこれからの計測・制御・監視に関する最新技術が紹介された。