成功への挑戦権を獲得したチャレンジャー M&Aを意識改革・飛躍のきっかけに

近年、活発さを増しているM&A。FA業界に限っても、ほぼ毎月何かしら大きな動きがある。とは言え、何も動きがないのは現状維持や停滞の印でもあり、動きがあるのは良いことだ。

M&Aのメリットとして、買う側、事業を受け入れる側は、強いものをさらに強化でき、不足している部分を補うことができる。売る側、譲る側にとっても、思い通りに進んでいない事業を切り離すことでリソースの分散を避け、注力事業に力を注げるようになる。また該当する事業部門にとっては、悔しさや先行きへの不安感はあるが、強いものと一緒になることで成長・強化の芽を手に入れることができ、決して悪いことではない。かくいうオートメーション新聞も過去に数回、M&Aをされる側になったことがある。その経験から言わせてもらえば、事業が停滞して閉塞感が漂っていたところから、M&A後は新たな環境で刺激が増え、事業としても再出発によって新たな姿、変わった姿を見せられている(と思う)。当初、自分の想定していた道とは変わってしまうのは確かだが、悶々として動かないよりよっぽど良い。

M&Aは、該当部門にとっては第二創業とも言っても過言ではない。長年、会社を成長させていけば新しい芽が出て、枝になっていくのは当然のこと。しかし枝は多過ぎれば干渉し、剪定が必要になる。元気な枝は株分けして1本の木にしたり、他の木に接ぎ木したりしてさらなる成長を促す。それは成長の余地、ポテンシャルのある枝だけに許されることなのだ。新たな場で成功を収めて市場を見返す。最高に気持ちが良いはずだ。M&Aの該当部門は、買われた、売られたという低次元のレベルではなく、成功への挑戦権を獲得したチャレンジャー。大暴れを期待したい。

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