アイデアを活かすことは金を産み、人を生かし、仲間を作る

先日Xで「『それでどれだけの効果があるの?』と言われてアイデアが潰されてきた場面を嫌になる程見てきた。日本経済が停滞した原因はこれに尽きる」と言う投稿があった。完全に同意だ。アイデアを潰して新たなビジネスチャンスを逃し、人からやる気や意欲を削って人の成長の芽を摘みとるのだから伸びないのも当たり前だ。枠にはめ、現状維持を是とする。これを変えない限り成長の芽はない。
弊社は今回のIIFES2025で、初めての企画として「モノヅクリステッカーコレクション」を行っている。各社がノベルティとしてオリジナルステッカーをブースで配り、来場者はそれを集めて回る企画だ。ありがたいことに17社の協賛を得て、良い感じに会場全体を巡れるようになっている。初めての企画で実績はなく、シール制作にも数万円は必要となる。会場で配るにも場所と工数がかかる。純粋な費用対効果だけでいえばマイナスだろう。それでも協賛をいただけたのは感謝しかない。今回、協賛各社に対し、何かしらで恩を返していこう、または別の機会に違う企画を持ち込んでみようという感情が生まれ、「共創」の芽吹きを得た。
最近は「共創」がバズワードだが、それを推進しようと思ったら、社内の小さなチャレンジを認めることが大事。社内ですらできないことが他者となんてできっこない。大規模で格好つけた外面の良い共創なんて二の次にして、社内のたくさんのアイデアと人材が活きる吸い上げ、実現していくことから始めることが大事だ。アイデアを活かし、つなぐこと。それが成長の養分になるのだ。

TOP