島津製作所、食品工場向けインライン水分率モニター「MMSシリーズ」発売 全数検査を可能に

島津製作所は、電磁波を使って食品中の水分率を非破壊・非接触で高精度に測定するインライン水分率モニター「MMSシリーズ」を発売した。
同製品は、産業技術総合研究所が開発した、電磁波の水分によるエネルギーの減衰差を利用して物質中の水分率を計測する技術をもとに装置化。食品が流れるコンベアや運搬トレイの上部にセンサーを設置し、食品が通過する際に水分率をリアルタイムに測定できる。これまで主に抜取り検査で行っていたのに対し、インラインで全数検査が可能になる。また近赤外線を使った手法では難しかった厚みのある食品も計測が可能。生産段階で食品の水分率を瞬時に把握できるため、品質の均一性を保ち、フードロス削減にも貢献。
センサー部は小型・軽量で、既存の生産ラインに容易に取り付けられ、防水機能も備えているため、清掃などのメンテナンスも容易となっている。

https://www.shimadzu.co.jp/news/2025/xwwc-ne6m2p3_9wp.html

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