富士電機、2025年度1Q決算 売上・営業利益は過去最高を更新 通期業績予想を上方修正

富士電機は、2026年3月期第1四半期決算を発表し、売上高は2479億1600万円(前年同期比4.9%増)、営業利益は180億9100万円(4.9%増)、純利益は108億2500万円(4.8%減)。エネルギーの安定供給に係る需要拡大や、鉄鋼等の素材産業における省エネ・電化のニーズを捉えてプラント、システム事業の拡大を推進し、デジタル技術を活用した生産現場の生産性向上による収益力の強化等に取り組み、旺盛な需要に対応するための電機盤・電源盤、変圧器・開閉装置の生産能力増強にも着手。SiCパワー半導体でも需要変動に応じた設備投資計画を推進した。結果として、売上高はプラント、システム等で増加し、過去最高を更新。営業利益も過去最高を更新した。
セグメント別のインダストリーは、オートメーション分野と器具分野の需要増加や、ITソリューション分野の大口案件の増加等により売上高、営業損益ともに前年同期を上回った。FAコンポーネント分野は、低圧インバータは前年同期並みで推移。オートメーション分野は、駆動制御システム、計測制御システムの鉄鋼分野向け需要が増加。社会ソリューション分野は、輸送システムの需要が増加。器具分野は、機械セットメーカ向け需要の緩やかな回復により、売上高は前年同期を上回りまった。ITソリューション分野は、文教分野の大口案件が増加した。
通期業績予想は上方修正を行い、売上高は1兆1550億円、営業利益は1245億円、純利益は855億円とした。

https://www.fujielectric.co.jp/ir/library/detail/index06.html

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