東芝、東京大学とローカル5Gの性能評価で共同検証を開始

東芝は、東京大学大学院工学系研究科の中尾研究室と、ローカル5Gの性能評価手法の有効性に関する共同検証を開始した。検証期間は2026年3月31日まで。
ローカル5Gは工場やプラントでの利用が拡大しているが、性能評価の際に外部からの電波干渉が性能を正確に測る上での課題となっていた。また、従来の金属製シールドルームでは電波は遮断できるものの、内部の機器の稼働状況が見えないという問題があった。
検証では、AGCが開発した透明な電波シールド材「Radivia」を採用した新型シールドルームを使用し、内部に東京大学のローカル5G基地局と、東芝独自の分散型アンテナシステム「DAS」や低遅延化技術を設置。電波干渉を抑えつつ、ロボット制御などのアプリケーションが稼働する様子を視認できる環境で、低遅延性や安定性を正確に評価する手法の有効性を検証する。
https://www.global.toshiba/jp/news/infrastructure/2025/07/news-20250724-01.html
