オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

ヒロセ電機、「DF22」シリーズに分岐アダプタ追加 電源ライン共通化で省配線・作業性向上へ

ヒロセ電機は、最大30Aに対応する産業機器向け電源用ケーブル圧着コネクタ「DF22」シリーズに、新たに分岐アダプタをラインナップに追加した。
半導体製造装置や産業用ロボットなどの産業機器内部は多くのケーブルで密集しており、省配線化が求められているが、従来の分岐配線では、大型の分岐アダプタやはんだ付け作業が必要なタイプ、スペースを取る分岐基板などが課題となっていた。
それに対し同製品は、産業機器内部の各ユニットへの電源ラインを共通化し、分岐配線を容易にでき、機器内部の省配線化とトータルコストの削減を実現。また、分岐基板からの置き換えにより、大幅なサイズダウンとコストダウンも可能。
結束バンドなどで柔軟に固定できる「標準タイプ」と、パネルマウントや筐体設置に適した「フランジ(ねじ留め)タイプ」の2種類を用意し、用途に応じた選択が可能。
現在2芯と3芯が量産中で、ピッチは7.92mm、定格電流は最大30A/芯、適合電線サイズはAWG10~16。今後は4芯バリエーションの拡充も計画している。

https://www.hirose.com/corporate/ja/additional/pressreleases/DF22_202505