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極洋のグループ会社・指宿食品、鹿児島に「ねり節」専用工場竣工 カツオ端材有効活用でSDGs推進

極洋の連結子会社である指宿食品は、鹿児島県指宿市の同社敷地内に「ねり節工場」を竣工し稼働を開始した。冷凍カツオの製造工程で発生する端材を有効活用し、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を目指す。
指宿食品は2015年の設立以来、指宿市山川港で水揚げされる冷凍カツオを中心にカツオタタキを製造している。これまで製造工程で発生する削り粉などの端材は外部に委託し、業務用のだし粉などに使われる「ねり節」に加工していた。今回、自社内にねり節加工場を新設することで、一貫した事業スキームを構築し、事業効率の向上と水産資源の有効活用を強化する。
新工場は鹿児島県指宿市山川新栄町1番地100。初期設備投資額は2億円で、主にねり節を生産する。2025年度の生産数量計画は200トン。工場面積は約620平方メートルで、新たに5名を雇用する。EU HACCP認証も取得予定となっている。

https://www.kyokuyo.co.jp/news/002977.html