オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

三菱ケミカル、中国とフランスで難燃性コンパウンドの生産能力を増強 ケーブル需要増に対応

三菱ケミカルは、ケーブル被覆などに使用されるポリオレフィンや熱可塑性エラストマーをベースとした難燃性コンパウンドについて、中国とフランスの生産拠点で生産能力を増強する。モビリティ、通信、建設、ガスといった幅広い産業分野でケーブル被覆材としての需要が大幅に増加しており、特に中国および欧州での需要増に対応する。
同社の難燃性コンパウンドは、多様な難燃・耐熱レベルに対応するグレード展開、独自の配合技術による高い柔軟性、押出成形における優れた成形加工性が特長。これらの特性から、自動車用ケーブル、太陽光発電システム用ケーブル、スパッタチューブなど幅広い用途で採用されている。
旺盛なグローバル需要に応えるため、中国では三菱化学功能塑料(中国)(中国江蘇省蘇州市)に新生産ラインを増設し2025年4月の稼働を予定、フランスではMCPP France SAS(フランス・ティフォージュ)に同様に新ラインを増設し2026年1月の稼働を予定している。

https://www.mcgc.com/news_release/02268.html