
富士電機「FRENIC-Ace E3シリーズ」は、従来のE2シリーズの基本スペックを継承し、さらなるアップグレード化した高性能な汎用インバータ。
高い基本性能で、全制御方式の最高出力周波数を599Hzに拡大し、コンプレッサや工作機械など高速回転かつ速度・トルク変動を最小限に抑えたい用途に最適。多彩なモータ制御方式に対応し、同社の誘導モータ・同期モータと他社製モータとのマルチドライブが可能。独自のダイナミックトルクベクトル制御に新モータ定数チューニングを搭載。オリエンテーション機能で回転体の位置決めもでき、停止後にサーボロック動作で機械の保持も可能となっている。
カスタマイズロジックでユーザー独自にオリジナルのカスタマイズができ、インバータ内部のパラメータ設定・組み合わせのみで実現できる。ロジックシンボルはデジタル・アナログで全138種類、プログラミング数は260ステップ。
本体は従来シリーズと互換性があり、置き換えが容易。制御端子台はプッシュイン端子台を採用し、配線の作業性を高めている。互換モードにより従来機種から読み出したパラメータをそのまま書き込みが可能となっている。
インバータ電源仕様は、3相200V系列/400V系列、単相200V系列までワイドに対応。容量も最大22kWまで品揃え、新たにフィンレスタイプとEthernet内蔵タイプを追加・拡充している。