イグスは、栃木県内の在庫・アセンブリー4拠点を集約し、栃木県さくら市に新工場を建設する。
同社はこれまで、国内の在庫・アセンブリー拠点として栃木県内の計4カ所で稼働していたが、既存工場のスペースでは効率的な生産ラインを組むことに限界が生じ、自動化・省力化設備の導入にも制約が発生していた。また、将来的なビジネス拡大に対応できる生産体制の構築、倉庫機能の拡充も課題となっていた。
新工場は、4拠点の在庫・アセンブリー機能をスペースのある新工場に移転・集約することで、工場・倉庫拠点間の輸送をなくし物流効率を向上。在庫保管能力は2024年比で約70%増加を見込む。自動化・省力化機器の導入や生産ラインを見直し、新たな倉庫システムを導入し、労働生産性を向上する。また、新工場建屋の隣地には将来的な工場拡張に向けた約5000平方メートルの土地を確保している。
新工場の延床面積は約1万0000平方メートル。2026年春竣工予定。投資金額は約35億円。