サンワテクノスは、2025年3月期第3四半期決算を発表し、売上高は1023億3300万円(前年同期比20.1%減)、営業利益は21億9600万円(53.4%減)、純利益は18億3300万円(53.1%減)となった。
部門別の売上高では、電機部門は213億7000万円(22.3%減)。マウンター業界向けのリニアモータが増加したが、半導体製造装置業界向けのサーボモータ、FA業界向けの制御機器と太陽光関連業界向けのサーボモータ、スカラロボットの販売が減少した。電子部門は725億2900万円(19.4%減)。自動車関連業界向けの光学ユニット、FA業界向けの産業用PCとケーブル、コネクタ等の販売が減少した。機械部門は84億3400万円(20.7%減)。食品業界向けの産業用ロボットの販売が増加したが、半導体製造装置業界向けの除振台、自動車関連業界向けの組立搬送設備の販売が減少した。
セグメント別の売上高では、日本は746億円(14.6%減)、アジア地域は342億4700万円(29.8%減)、欧米は48億3400万円(6.2%減)、その他の地域は5億8400万円(38.2%増)となった。
通期業績見通しを変更し、売上高は1400億円(15.7%減)、営業利益は32億円(48.5%減)、純利益は26億円(48.1%減)。市況低迷による設備投資の減少や手配調整が続く影響で販売が当初計画を下回る水準で推移しているが、利益率の改善や為替変動の影響により利益は当初の計画を上回る見込みしている。