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富士フイルム、バイオ医薬品の開発・製造受託のデンマーク工場で第1次設備増強が完了

富士フイルムの子会社で、バイオ医薬品の開発・製造受託会社(CDMO)のFUJIFILM Diosynth Biotechnologies(フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ)は、デンマーク拠点の第1次設備増強工事を完了し、稼働を開始した。
同社は、抗体医薬品の旺盛な製造委託ニーズに対し、生産能力の大幅増強に向けて2万リットルの動物細胞培養タンク30基を増設する設備投資を米国とデンマーク2拠点で進行中。
今回、デンマーク拠点で稼働開始したのは第1次投資設備による6基で、第2次投資ではさらに8基の増強を行い、2026年に稼働開始する予定。これにより同拠点は抗体医薬品の原薬製造能力は合計20基となり、欧州最大のCDMO拠点となる見込み。
さらに米国では、2万リットルの動物細胞培養タンク16基を持つ新拠点を建設中。第1次投資の8基は2025年、第2次の8基は2028年に稼働する予定となっている。
また、デンマーク・ノースカロライナの両拠点には、製剤設備も新たに導入し、バイオ医薬品の原薬製造から充填・最終製剤化まで一貫して受託できる体制を構築する。

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