
アズビルは、製造業の品質管理分野を対象にAIを活用して品質管理業務を支援する「AI品質ナビゲーションシステム Deep Anchor」を発売した。
同システムは、自律型品質管理のコンセプトに基づいて開発したAIを活用した品質管理業務に特化したナビゲーションシステム。製品の品質に影響を与える因子を自動で抽出し、生産中の品質変化をリアルタイムで監視し、万一、品質検査で不合格が発生した際には、その原因を自動で調査し報告する機能を備えている。人力による品質管理システムの重要パートをAIが代行することで、データインテグリティを確保し、品質管理を強化し、現場からの品質問題の解消を進める。
システム導入により、原料/資源やエネルギーの無駄の抑制や、少子高齢化による労働力不足への対応、デジタル技術を活用した多様な働き方の推進、品質管理担当者の負担を軽減しWell-beingの向上にも寄与。さらに、製品品質の影響因子が特定できることで製造条件を早期に確立でき、新製品の迅速な市場投入を可能にする。