サンワテクノスは、2025年3月期の第2四半期決算を発表し、売上高は前年同期比21.9%減の694億2600万円、営業利益は16億5000万円(52.1%減)、純利益は12億7100万円(58.7%減)となった。市況低迷による設備投資の減少等により減収減益となったが、計画比では予想数値を上回る結果となった。
国内は、売上高500億7900万円(17.3%減)、営業利益は10億2900万円(50.7%減)。自動車関連のEV業界向け制御盤と電子部品の販売は増加したが、FA業界向けの制御機器、電子部品等は減少。アジアは、売上高232億5100万円(31.9%減)、営業利益5億900万円(61.0%減)、欧米は、売上高33億4900万円(0.3%増)、営業利益5400万円(59.5%減)となった。
また収益性の向上に向け、環境配慮型製品の拡販によるGX推進、革新的技術を持つスタートアップとの協業によるロボットソリューションパッケージや画像処理など新商材の提案強化、アジア、インド等への生産移管を行う顧客への支援体制のための海外すマート営業所の拡大等に取り組んでいる。
通期見通しの修正はなく、売上高は1550億7000万円(6.7%減)、営業利益は30億8000万円(50.4%減)、純利益は24億1000万円(51.9%減)としている。