【2024年 年頭所感】一般社団法人キャビネット工業会 会長 加藤 時夫 事業環境の変化に柔軟対応

新年明けましておめでとうございます。 旧年中はキャビネット工業会に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 おかげさまで当工業会は昨年の10月で23年目を迎えることができ、関係業界ならびに 団体の皆様方の温かいご支援とご理解の賜物と深く感謝しております。
昨年はコロナ禍による長期自粛状況から感染症の位置付けが5類に引き下げられ、社会 活動の制限が緩和されました。国内経済は各方面で活動が再開され、各種政策効果などに より総じて穏やかな回復傾向となりました。一方で世界経済はウクライナ紛争の長期化や 緊迫化する中東情勢などを背景に年明けも不透明な様相にあります。
環境問題は地球沸騰化時代の到来としてCO2削減対策をこれまで以上に加速させる必 要性が国連から示され、各国の異常気象とともに、国内では最高気温の更新や風水害が各 地で見られました。また、社会課題となる少子高齢化による労働力不足は一段と切迫して きており、デジタル化の急速な普及を基盤としたリソース活用による技術者の早期育成が 求められております。
各業種でDX、GXの推進による構造的変革への投資が進む中で、昨年は生成AIの急 速な普及が注目されました。今後は生産性向上や少人化支援など働き方改革への活用が期 待されます。
こうした中で当工業会では環境問題に向けライフサイクルアセスメントに基づく環境 影響の定量評価手法や実施事例の共有を会員内で進めました。また、電設・通信関連のキ ャビネット技術情報については、これまで実施した耐候性試験結果や高い防錆性能を必要 とする金属製キャビネットの比較資料など、技術資料の充実を図りホームページでご紹介 しました。
企業間の共創が広がりを見せ、社会構造や取り巻く事業環境の変化に柔軟な対応が求め られる中で、今後は熱対策など必要とされる試験データーをさらに充実させ、時々の変化 に対応した基準や標準化を推進して情報提供に努めてまいります。さらに環境問題の情報 共有とともに関連団体との交流と連携強化を推進し、市場の要求に柔軟に応えてまいりま す。
本年も一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、この一年の 皆様のご健康とご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

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