オムロンは、2024年3月期上期決算を発表し、売上高は前年同期比0.9%減の4006億円、営業利益は50.4%減の249億9400万円、純利益は78.2%減の60億8000万円の減収減益となった。
セグメント別では、制御機器事業は、売上高が8.6%減の2104億円、営業利益は55.4%減の174億円。特に中国市場の回復遅れと半導体や二次電池でも大手顧客の設備投資延期、販売代理店の在庫滞留で低迷。23年度はこの傾向は続き、本格回復は24年度以降と見込んでいる。一方で、ソリューション売上となるi-Automation!採用顧客は増加し、累計で前年比620社増の4020社に到達。エリア別では、日本で35社、中華圏で212社、欧州で146社、米州で142社、東南アジア他で85社の増加となった。
ヘルスケア事業は売上高が8.6%増の740億円、営業利益は17.5%増の97億円。社会システム事業は売上高が45.2%増の531億円、営業利益が13億円。電子部品事業は、売上高が10.9%減の612億円、営業利益は66.9%減の27億円となった。
2023年度通期見通しは下方修正を行い、売上高は3.0%減の8500億円、営業利益は55.3%減の450億円、純利益は75,6%減の180億円とした。