安川電機、2023年度1Q決算 売上高1425億円、営業利益164億円 前年度比2桁以上の増収増益

安川電機は、2023年度第1四半期決算を発表し、売上高は前年度比18.5%増の1425億1300万円、営業利益は17.9%増の164億4900万円、純利益は12.4%増の118億400万円となった。グローバルで製造業の自動化に向けた設備投資が継続し、生産性向上と原材料の価格転嫁による採算性向上によって2桁以上の増収増益となった。
事業別では、モーションコントロールの売上高は25%増の695億円。営業利益は43.7%増の98億円。ACサーボは中国市場が緩やかに回復し、インバータは中国の生産が正常化し、米国のオイル・ガス関連需要が好調に推移し、大幅に収益性を改善し増益に寄与した。
ロボットは、売上高は18.5%増の528億円、営業利益は86.2%増の62億円。一般産業分野で自動化投資が拡大したこと、自動車市場ではEV関連の設備投資の継続、中国の太陽光パネル製造などエネルギー分野が好調だった。
地域別では、国内が405億円(7.6%増)、海外が1020億円(23.4%増)。海外売上比率は前年から3ポイント高まり72%となった。米州は305億円(26.8%増)、欧州は228億円(22.2%増)、中国は364億円(48.9%増)となった。中国は前年のロックダウンからの正常化が進んでいる
1Qの取り組みとして、23年度から新中期経営計画「Realize25」がスタートし、i3-Mechatronicsのビジネスモデル確立として、9月に発売予定の新型自律ロボット「MOTOMAN NEXTシリーズ」の準備、ロボット用サーボモータとロボット生産の新工場建設計画による生産力強化、欧州安川の新社屋建設、米Oishii Farm Corporationとの資本提携などを実施した。
2023年度通期見通しは、売上高5800億円(4.3%増)、営業利益700億円(2.5%増)、純利益523億円(0.9%減)と予測している。

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