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IDEC、アルプスアルパインとの共同開発品の第一弾を発売 無線設定式小型マルチユースミリ波レーダーセンサ IDECALPSTechnologiesから発売

IDECは、アルプスアルパインとの共同開発製品の第一弾となる無線設定の小型マルチユースミリ波レーダセンサ「1A1M形」を5月16日から発売する。発売元は両社の合弁会社となるIDECALPSTechnologies。
同製品は、60GHzの高周波のレーダを対象物に照射してセンシングを行うことで、約10m距離までの対象物の有無検知や、対象物までの距離、対象物の反射強度、指定した対象物のみを検出できる。低消費電力で耐環境性にも優れており、光学式センサでは検知が難しい、西日や降雨降雪がある屋外、水蒸気、粉じんが舞うような環境下でも使用でき、超音波式センサとの比較でもより高い耐環境性能を持つ。
産業機器向けに製品化されているミリ波レーダ製品とは異なり、同製品は民生・車載向けで培われたアルプスアルパインの技術と、産業機器向けのIDECのHMI技術・ノウハウを取り入れて産業市場向けに展開する。アプリケーションに応じた出力機能や各種のビーム成形レンズなどラインナップを拡充していく。
有無検知として駐車場の車検出や光を吸収するゴムや黒色系の素材のワーク検出、距離検出として洗車機に入る車の車幅検出、樹脂窓の外からタンク内の液面レベル検出、高所作業車などにおける挟まれ防止などを想定し、FA業界以外にも特殊車両や駐車場、駅、インフラなど幅広い業界向けに展開していく。

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