主要FAメーカー 2022年度1Q決算 11社中10社増収も5社で減益 自動化需要旺盛も、部材不足とロックダウン影響目立つ

FAメーカー各社の2022年度第1四半期決算が出揃った。2021年度は各社増収増益の好調で終えたが、2022年度のスタートは一転して厳しさに直面した。特に受注残と納期遅延の解消を進めていくなかでの部材不足と中国のロックダウンによって足を引っ張られるケースが目立った。しかしながら自動化需要は根強く、自動車や半導体関連の設備投資は旺盛。生産も回復傾向が見えてきて、現在の好調は持続の見通しだ。

三菱電機は、増収減益。円安影響と価格改定によって四半期の売上高は過去最高を記録。しかしロックダウンと部材調達難が営業利益に響いた。
オムロンは減収減益。制御機器事業でもロックダウンで生産制約を受けた影響が大きく、売上高・営業利益共に前年比マイナスとなった。

富士電機は、増収増益。パワエレ エネルギー、半導体、発電プラントが好調で売上高を大きく伸ばし、価格改定や工場の体質強化など原価低減を進めて営業利益も増加。結果、売上高・営業利益・経常損益で過去最高を更新した。

キーエンスは好調を持続して増収増益。
安川電機は、増収増益。中国のロックダウンで販売・生産が停滞したが、日本と米国、ヨーロッパ等の他の地域で自動車や半導体関連の販売が堅調だった。

横河電機は、増収減益。為替変動影響等で売上高は増加したが、粗利率の悪化と販管費の増加等で営業利益が悪化した。

アズビルは、BA・LA好調が牽引して増収増益。AAは部品調達の影響を受けた。
IDECは、スイッチや安全防爆が好調で増収増益。売上高・営業利益・営業利益率は四半期で過去最高を達成した。

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