春なのに新聞は冬の時代に突入。DXで雪を溶かす

電通は2021年の日本の広告費に関する調査を発表し、統計史上初めてインターネット広告費が新聞や雑誌、ラジオ、テレビのいわゆる「マスコミ4媒体」の広告費を上回ったと発表した。インターネット広告費は2兆7052億円で、マスコミ4媒体は2兆4538億円。

インターネットは生まれてからずっと成長を遂げ、いまや私たちの生活はインターネットがなければ成り立たない。そう考えればマスコミ4媒体の広告費がネットに追い越されるのは当然のこと。とは言え、新聞発行を生業とする当事者として、ショッキングな事実であることは確かだ 。

オワコン(終わったコンテンツ)と言われ、冬の時代を迎えている新聞業界。そのなかでいかに生き残っていくか。まさにいま勝負どころを迎えている。楽観的観測はできないが、あまり悲観的にも見ていない。

それは、結局のところインターネット広告もテレビCMも新聞広告も、広告出稿する媒体が変わっただけで、広告出稿自体が減ったわけではないからだ。新聞屋やテレビ屋には死活問題かもしれないが、情報を拾ってユーザーに届けるのが仕事であり、媒体はただの掲載や閲覧の手段でしかないと考えのなかでは、広告費全体が増えている状況は良い知らせでしかない。あとは時代に合わせたお届け手段を検討し採用するだけだ 。

オートメーション新聞は今、紙の新聞、PDF電子版、WEB、SNSで情報を配信している。1つのニュースが複数の方法で発信され、ユーザーは自分の好みの媒体で読むことができる。新聞一辺倒からマルチメディア化している。大事なのは、新聞を印刷して配達することではなく、ニュースをユーザーに届けることを生業と認識し、そこに向かって努力すること。これはまさに「モノからコト」への変革で、DXだ。

環境に適応するものだけが生き残る。オートメーション新聞は変化を恐れない。それどころか思いっきり楽しんでいる。

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