アズビル HART通信対応モデム 電源供給機能を内蔵

通信トラブル早期解決

アズビルは、プラントなどの製造現場でHART通信に対応したフィールド機器の設定・調整作業を1台で効率化し、かつ安全に支援するスマートHARTモデム「形AZ-1SHM」を10月20日から国内外で販売を開始した。販売価格は10万円。販売目標は2021年度250台、22年度1000台、23年度1500台。

HARTモデムは、製造現場に多数設置されるHART通信に対応したセンサや、バルブなどのフィールド機器の設定・調整作業時に用いられるデジタル通信インタフェース機器。プラントの新設・増設時やシャットダウンメンテナンスにおいて、保全業務従事者は、ホストコンピュータを、HARTモデムを介してHART機器に接続し、機器の持つ各種パラメータの設定・調整を行う。

この際、HART機器の配線状態、設置環境、ホストコンピュータとHART機器との相性、電源供給状態など、さまざまな要因で、「つながらない」という通信トラブルが発生することがあり、通信トラブルの原因究明や対処のために電源やオシロスコープなどの専用の機器を現場に持ち込んで対策を実施している。また、対策が必要な機器は、高所や足場の悪い場所に設置されていることも多く、作業の安全性に関するリスクが大きい。

新製品は、通信インタフェース機器としての機能に加え、調整・設定作業時の通信トラブル要因を特定する機能や電源供給機能、無線接続機能を1台に集約。作業の効率化と安全確保にも貢献する。また、他社製のHART機器にも使用可能で、保全業務従事者は、同製品を1台携帯することで、迅速かつ安全な通信トラブルへの対応が可能になる。

主な特徴は、機器の状態を瞬時に把握できるLEDを本体前面に実装して、機器の給電の有無や通信状態を瞬時に確認でき、しかも給電されていない機器やHART通信に対応していない機器が接続されている場合など、「つながらない」原因となる初歩的なミスを早期に発見できる。また、通信トラブルの原因を特定できる付属のソフトウエアを併用することで、通常オシロスコープやプロトコルモニタといった専用機器で提供される、通信波形やノイズレベル、通信内容の表示などの機能を同製品1台で利用可能。従って、通信トラブル時の原因をその場で特定し、作業の中断時間を短縮することができる。

そのほか、同製品で何らかの事情により給電されていないHART機器に電源を供給することが可能、同製品とホストコンピュータとのブルートゥース・クラシックによる無線接続の利用可能であり、ケーブル長の制約等を受けずに安全な作業場所を確保し、楽な体勢で作業することができる。

https://www.azbil.com/jp/

NTTデータGSL

関連記事

お知らせ

工場・設備投資

人事

市況・マーケット

ページ上部へ戻る