【各社トップが語る2021】シマデン「受注確度高め体質強化」島村一郎 代表取締役社長

2021年1月6日

シマデン 島村一郎 代表取締役社長

 

2021年3月期の売り上げは、前年同期比7%減と、前年を少し下回る感じで推移している。昨年9月頃までは厳しかったが、10月から上向きだした。当社製品の大きなユーザーである半導体が動き出しており、先の案件の話も出てきている。また、食品関連も製菓や製パンはコロナ禍でも堅調である。

新型コロナウイルス感染症の影響で客先訪問ができない分、オンラインによる商談や販売代理店・顧客向けの勉強会等を強化している。製品のデモをWEB画面から見てもらっており、顧客の反応も悪くない。オンライン営業は装置を持っていく必要がなく、全国どこにでも行ける。出張ができない海外の顧客にも有効だ。営業方法も地方は対面に戻ってきているが、東京からの訪問はまだ断られることが多く、当面はオンライン営業を継続し、新規客は販売代理店と協力して開拓を進めていく。

新製品として、ダクト取付形温・湿度検出器「TH40」を発売した。従来機種よりも精度が良くなり、温度出力信号もDC4〜20mAに対応した。新製品として、今年3月に指示計、4月以降にサイリスタの省スペースタイプ、ミドル級の温調計の発売を予定している。

今年の景気は良くなると楽観している。新製品の投入と半導体が復調すれば売り上げの2桁増も見えてくる。半導体は国内・中国向けが期待でき、車載案件や5Gも本格的に動き出す。パワー半導体も伸びると言われており、当社の製品がどこまで対応できるかを調査しているところだが悪い材料はあまり見当たらない。

景気は間違いなく良くなるが、営業もこのまま通りで良い訳ではない。リモートを活用して顧客との接点を増やし、正確な情報の把握と受注確度の向上を目指す。情報を掴んで計画生産を実現し、過剰在庫のない、健全な利益体質に持っていきたい。