【各社トップが語る2021】相原電機「ボビン化でコスパ向上」城岡充男 代表取締役社長

2021年1月6日

相原電機 城岡充男 代表取締役社長

 

2021年4月期の売り上げは、前年度比10%ぐらい下がるかもしれない。下期に入って少し良くなっているが、まだ先行きは不透明だ。新型コロナによる影響はあるが、それでも当社は商社経由の販売がほとんどのため、訪問営業しづらいことによるダメージは少なく、むしろ商社の力で大きな落ち込みを防いでいるともいえる。

このところトランス材料の銅価格が上昇し、また加工費も2倍に値上がりするなど、原価のコストアップが激しい。

こうした中、当社の未来を考えるために、30〜40代の社員8人で構成している「FPTプロジェクト」が、10年後、20年後の当社の姿、さらには新たな電源機器への展開など、トランスのプロの眼から自由な発想で議論している。

その活動のひとつとして、昨年5月ごろから750〜1500Vトランスのボビン化を進めている。従来のトランスに比べ20%ぐらい小型化が可能になり、生産の自動化も進めやすいことからコストダウンにもつながる。

さらに、物流倉庫も床をフラットに改良することでスペースを広げ、6KVA以上の標準品で在庫量を増やして即納できる機種を拡大した。

また、昨年11月からはトランスの価格も値上げしたが、いまのところ売り上げには影響が出ておらず、即納をセールスポイントにした効果が表れているのかもしれない。

FPTプロジェクトでは現在、ホームページのリニューアルにも取り組んでいる。検索エンジンの上位にランクされるような工夫した内容にする計画だ。

今年の景気はコロナの収束も含めどうなるかよくわからないが、トランスの使用が無くなるわけではないので、いまこの時期にできることにしっかり取り組み、飛躍に備えたい。