【各社トップが語る2021】NKE「固定概念の打破」中村道一 代表取締役社長

2021年1月6日

NKE 中村道一 代表取締役社長

 

2020年度の第2Q業績は前年同期比30%減で、通期では15%減となりそうだが、昨年10月以降は回復をみせている。逆境の1年となったが、製品・業務でこれまでの固定観念を打破する「イノベーション」を実現する1年だったと言える。

新型コロナの影響下の取り組みとしてオンラインツールの活用を推進。ベテランと若手、技術者と営業の連携をより取りやすい体制を構築。効率/生産性が向上している。総活動数は増加しており、今後の成果も期待できる。PR/販促面でもSNSや動画を活用することで、新規顧客開拓や休眠掘り起こしの営業活動成果につながっている。社内ではペーパーレス化やさまざまなデータの電子化と社内ポータルの活用を行い、デジタル化を促進。業務スピードが非常に加速した。新社屋開設から2年目となり、このような取り組みの中で一体感はさらに強化された。

製品は新型コロナ禍での3密リスクの軽減につながる、れんら君シリーズの新製品「CO2れんら君」が高い評価を受けており、さまざまな施設での導入が進んでいる。空気中の二酸化炭素を連続的に計測し、換気状況の見える化を実現。状況通知機能で換気作業の定常化を促進し、密閉リスクを低減する。最近は家庭内感染リスクが深刻化しており、住宅市場への展開も期待されている。

21年の見通しは立てにくいが、回復傾向にあると感じる。国内は昨年度の業績に戻していく。新製品も小型高性能のエアチャックなどをリリース予定だ。海外事業についても中国は10月から急速な回復をみせており、この先も明るいと予測する。来期は積極的に1.5倍〜2倍を目標として取り組んでいく。気づきが多い1年だったが、市場全体としても新しい様式が定着していく中、当社はこれまで通り、人の役に立つ自動化を促進する製品を提供していく。