【各社トップが語る2021】ワゴジャパン「スプリング接続を更に浸透」原田秀人 代表取締役社長

ワゴジャパン 原田秀人 代表取締役社長

 

2020年12月期の売り上げは、端子台、コネクタの販売が全般的に順調に推移したことで、19年比微増となった。端子台、建築や電材、照明向けは7月〜9月頃は厳しかったが、秋頃から半導体とロボットが復調した。当社のグループ全体も、下期に盛り返してほぼ前年並みとなる見込みで、中国やアメリカ、ドイツ、日本などの主要市場が堅調だった。

コロナにはじまりコロナに終わった1年の印象だが、既存顧客の引き合いはWeb会議でフォローできた。しかし新規のお客様については、展示会が軒並み中止やオンライン開催になり、製品に興味を持ってもらっても「いいね」で終わってしまうことが多かった。また、Web会議のアポイントも取りにくく、今はWebや動画を通じたアピールに力を入れている。それでも、最終的な受注には対面で話すことが重要であり、早く正常化することを願っている。

21年以降の景気は好転すると見ている。それに向けて基幹システムにSAPを導入し、昨年末からシステム移行を進めている。お客様には出荷停止などでご迷惑をおかけしてしまっているが、1月半ばには完了する予定だ。

今年は半導体やロボット、省力化機器等の既存顧客に加え、太陽光や風力などエネルギーと電池関連に注目している。また、照明制御や空調関連のビルディングオートメーションでも当社の名前が浸透してきて伸びる可能性を感じている。製品としても、レバーで操作して工具を使わずに結線できるタイプを他の製品にも展開し、電源やハブ、リモートIOなどオートメーションの新製品も発売する予定だ。21年はワゴとして70周年を迎える。スプリング接続の技術でこれまで成長してきた。この技術で人手不足の解消や生産性向上につながる。日本市場でもっと広めることが一番の目標だ。

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