【各社トップが語る2021】東芝インフラシステムズ「専門組織で工場DX推進」岡庭文彦 計装・制御システム 技師長

東芝インフラシステムズ 岡庭文彦 計装・制御システム 技師長

 

当計装機器事業部門では、産業用コンピュータ、産業用コントローラ、センサ、圧延ライン特殊計測器の4事業を統括している。

2020年は、計装機器はコロナ影響の直撃は避けられたが、産業全般には影響が出ている。産業用コンピュータは好調で、コロナ下でも半導体製造装置向けが良く、放送機器関連で地デジの4K.8K放送向けの更新需要も大きく貢献した。圧延ライン特殊計測器は鉄鋼業界の回復基調に合わせて徐々に回復傾向もみられるが、依然低調である。電磁流量計は、建設業向けの落ち込みも見られず横ばいをキープしている。

20年4月から新組織「産業システムDE・DXプロジェクトチーム」を立ち上げた。顧客からのIoT化やデジタル化の要望に対し、機器やソリューションの提案をはじめ、関連会社の東芝ITコントロールシステムの商材も取り扱い、コンサルティングを含めて工場のDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を支援する。

また、3月にユニファイドコントローラ「VmシリーズtypeS」を発売した。自社開発のソフトPLCとリアルタイムLinuxを搭載し、産業用コントローラと産業用コンピュータを一体化することで制御と情報処理の両方ができる。小型組込み産業用コンピュータ「CP30model300」は小型スピンドルレスの特徴を持ちながら、高信頼性と長期供給・保守で、製造装置への組み込みやエッジコンピューティングの実現に適している。これらをDX製品として種まきを行い、21年は刈り取りを進める。今後もスマートファクトリーや省人化に向けた自動化需要が拡大していくと考える。21年は多くの新製品投入を予定している。また営業もデジタルマーケティングを通じて、リモートとリアルのハイブリッドを強化していく。

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