【2021年年頭所感】情報通信ネットワーク産業協会「情報通信インフラ発展に尽力」古田英範 会長

情報通信ネットワーク産業協会 古田英範 会長

 

新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、世界経済や社会に大きな影響を与えています。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、罹患された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
 
2021年の年頭にあたりまして、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 
2020年は感染症対策と経済活動の維持という大きな課題に直面するとともに、菅政権の発足やアメリカ合衆国大統領選挙、2020オリンピック・パラリンピック大会の延期など、政治経済において大きな動きがありました。我々の生活においても、テレワークやオンライン授業の利用が進むなど、大きな変化が起こった1年でした。一方、秋から年末には、スーパーコンピューター「富岳」の二期連続での計算速度世界一獲得、小惑星探査機「はやぶさ2」の帰還という、まさに日本の技術力、ものづくりの強さを世界に大きくアピールする喜ばしい出来事がありました。
 
さて、私たち情報通信ネットワーク産業界におきましては、昨年春に5Gの商用サービスやローカル5Gの導入が開始されたことが大きな出来事のひとつでした。5Gは、AIやビッグデータなどとともに新たな価値創造を可能とする技術であり、医療、金融、流通、交通、農業、製造、建設など多くの産業のデジタル化や高度化に貢献できる技術として大きく期待されています。そして、パンデミックへの対策や、大規模化、激甚化する自然災害への対応など、生活や経済社会へのさまざまな脅威に対するレジリエントな社会インフラを構築するためにも、5Gをはじめとする情報通信ネットワークの重要性は益々高まっています。
 
政府におきましても、5Gの研究開発促進のための大規模な予算措置や、5Gの普及促進のための減税措置の実施に加え、地域の課題解決を支援する高度無線環境整備推進などの取り組みを進められました。また、昨年末に閣議決定された2020年度第3次補正予算においても、5Gに続く、Beyond5Gの研究開発を加速化することが検討されています。
 
このような状況下、CIAJは、ポストコロナやニューノーマルと言われる時代を見据えながら、多くの産業におけるデジタルトランスフォーメーションや日本の経済の活性化を支える情報通信インフラの発展に引き続き尽力するとともに、Society5.0の実現やSDGsの達成に貢献してまいります。皆様の益々のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 
新しい年が皆様にとりまして、明るく実り多いものでありますよう、心から祈念申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。

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