【2021年年頭所感】電子情報技術産業協会「社会の姿見据え市場創出を」石塚茂樹 会長

2021年1月6日

電子情報技術産業協会 石塚茂樹 会長

 

年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症により、人々の暮らしや働き方など、社会全体が大きな変革を迫られた1年となりました。ニューノーマルという言葉に代表されるように、あらゆる場面でデジタル技術の活用が一気に進展し、劇的な変化が生まれています。当協会の会員企業は、ニューノーマル社会を支えるという強い使命感を持ち、デジタル技術の社会実装を進めています。また、課題解決や競争力強化、共創による新たな市場創出といった当協会の事業活動においても、対面を基本としていた従来の方針を転換してITリモート技術を積極的に活用するとともに、主催展示会である「CEATEC」ならびに「Inter BEE」の初のオンライン開催に取り組むなど、あらゆる事業において、ニューノーマル社会とともに歩むための施策を推進してまいりました。

経済成長と課題解決を両立する豊かな社会の実現に向けて、今後も感染拡大防止の必要性から「密」と「接」を軽減しつつ、リアルとリモートをバランス良く融合させた取り組みを加速させていかねばなりません。先行きの不透明感や目に見えない不安が社会を覆っている今だからこそ、会員企業をはじめ、政府や関係機関と緊密に連携して、これからの新しい社会の姿を見据えた新たな市場創出に取り組むことが重要であると考えています。

当協会が昨年12月に発表した調査では、世界のITリモート市場の需要額は2030年に228.3兆円を見込んでおり、2020年以降、年平均14.8%増での成長が予測されています。電子部品やデバイス、電子機器やITソリューションを中核として、デジタルをキーワードに、他の製造業やサービス業などあらゆる業種の企業が集う「Society5.0の実現を支える業界団体」である当協会は、ニューノーマルを支えるITリモート技術やデジタルトランスフォーメーション(DX)の担い手としての責務を果たすとともに、より強靭で柔軟な社会の構築、そして世界に先駆けたSociety5.0の実現を目指し、日本経済・日本社会、そして地球の未来のために、全力を尽くしてまいります。

2021年がわが国のさらなる飛躍の年になることを心より祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。