工場新設・増設情報 12月第3週 BANDAI、キオクシア、宇部興産、FUJIジャパン、出光興産

2020年12月16日

【国内】

▶︎BANDAI SPIRITS
静岡市のバンダイホビーセンターの敷地内に建設を進めていた、プラモデルを生産する新工場「バンダイホビーセンター新館」が竣工し、12月1日から稼働を開始した。

2019年度のガンプラ年間出荷数は、バンダイホビーセンターが竣工した2006年度と比べて約4.3倍に拡大しており、さらに20年12月19日にオープンする横浜・山下埠頭での動く18mのガンダムの展示や、上海でのフリーダムガンダム立像の建設、21年に開催の「ドバイ国際博覧会」では日本館アンバサダーにガンダムが任命され、今後ハリウッドでガンダムの実写映画が制作される予定など、引き続き国内外でガンプラの需要が高まると予想。今回の新館の稼働により、さらなる成長への対応と中長期的に安定した生産体制に備えていく。

新館の延床面積は1488㎡(平屋)。

バンダイホビーセンター(左:新館、右:本館)

新館の4色射出成形機(6台)

 

▶︎キオクシア
3次元フラッシュメモリの生産拡大のため、今後の製造棟建設に備えて北上工場(岩手県北上市、キオクシア岩手)の隣接地を取得する。

膨大なデジタルデータの生成や蓄積・活用の加速と、クラウドサービス、5G、IoT、AI、自動運転などの普及により、今後もフラッシュメモリ市場は拡大が見込まれることから、同社は敷地を拡張することで北上工場2番目となる製造棟の建設に備える。

2021春から整備工事に着手し、22年春を目途に整備を完了する予定。建設時期や生産能力などの具体的な計画は、市場動向を見極めながら検討していく。

 

▶︎宇部興産
液晶テレビ向け回路基板やスマートフォン向け有機ELディスプレイ、またハイブリッド車や電気自動車等の電装品市場拡大に対応するため、宇部ケミカル工場(山口県宇部市)内において、ポリイミド原料モノマーの工場増設を発表した。

稼働は2023年度下期を予定、生産能力は現状の60%アップとなる。

 

▶︎FUJIジャパン
自社工場と物流センター建設のため、北海道石狩市に土地を取得した。新工場ではタイルと金属サイディングを一体化した「タイルパネル」を製造し、画期的な新製品の開発によって他社との差別化を図り、ハウスメーカーやホームセンター等への販路拡大を目指すとしている。

敷地面積は約6600㎡、取得価格は約3473万円。

 

【海外】

▶︎出光興産
2021年1月からの出荷に向け、アジアで3カ所目の有機EL材料製造工場「出光電子材料成都工場」(中国・四川省)のオープニングセレモニーを12月1日に実施し、本格稼働を開始した。新工場の生産能力は、同社グループ最大となる年間12tで、有機ELディスプレイ生産国として著しい成長を続ける中国で、顧客への材料安定供給を目指す。
 
新工場の本格稼働開始により、同社グループの有機EL材料供給能力は合計で年間22tとなる。

オープニングセレモニーの様子