東芝テリー、Dual USB3インターフェース採用 1,600万画素カメラ

東芝テリーは、2線出力(Dual USB3[※1])を採用し、1,600万画素(NOIX1SE016KB)のCMOSセンサ[※2]を搭載したDDU1607Mシリーズの販売を10月から開始する。

2線出力(Dual USB3)を採用することで転送帯域10Gbpsを実現し、有効画素数は4,000(H)x4,000(V)でフレームレート(※3)は最大45fpsでの高速取り込みを実現。白黒モデルとカラーモデルをリリースする。

DDU1607M シリーズ

 

■主な特長

1.同社開発の高速応答性
同社独自開発のTeli Core Technologyを搭載し、CPUレスを実現。

2.小型・軽量
マウント部および突起部を除くカメラ本体部は40mm(幅)x40mm(高さ)x35mm(奥行)と業界最小クラスの小型で、質量は約90gと軽量。組み込み用途に適している。

3.Dual USB3インターフェース
USB3インターフェース×2系統の採用により、現在のUSB3カメラ周辺機器を使用しながら高速出力を得ることができ、PCへの接続が容易。また長尺ケーブルに対応が可能であるため装置組み込みが容易。

 

【用語解説】

※1:DualUSB3
USBは、Universal Serial Busの略で、米インテル、米マイクロソフトなど7社が共同で発表した、パソコン用のシリアルインターフェース規格。データ転送速度には、12Mbpsのフル・スピード・モードと1.5Mbpsのロー・スピード・モードがある。2007年9月に発表されたUSB3.0、USB3.1 Gen1では転送速度5Gbps、さらにUSB3.1 Gen2では10Gbpsとなる。転送プロトコルは産業用途で信頼性の高いUSB3Visionを採用。

Dual USB3は、USB3.1 Gen1インターフェースを2チャンネル搭載したデュアルUSB仕様で、通常の2倍の転送帯域を持ち、更なる高速取込が可能。

◆USB3 Visionは、AIA(Automated Imaging Association)の商標または登録商標。

※2:CMOSセンサ
CMOSとは、Complementary Metal Oxide Semiconductor(相補性金属酸化膜半導体)の略。LSIやメモリでは一般的な半導体。CMOSセンサは画素ごとにフォトダイオードとアンプを配置しそれを読み出すことで画像を出力するものをいう。

※3:フレームレート=frame rate
フレームレートとは、カメラが一秒間に何枚の画像を取り込めるかということをあらわす数値で、通常fps(=frame per second)と表記される。たとえば、60fpsならば毎秒60枚の取り込みが可能という意味となる。

 

■東芝テリー

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