【オートメーション新聞No.222】日本製ロボット需要、2019年は6年ぶり前年割れ / ECADソリューションズ「WIRE CAM DX」発売、盤製造のリードタイム40%短縮へ / 経産省・JARA「自動化お助け窓口」リストを公開(2020年6月24日発行)

1. オートメーション新聞 第222号の概要
本号(第222号・2020年6月24日発行)では、日本ロボット工業会(JARA)がまとめた2019年のロボット出荷実績をトップニュースとして掲載。米中貿易摩擦による輸出不振が響き、日本製ロボット需要が6年ぶりに前年を割り込んだ実態を詳報しています 。一方、技術面ではECADソリューションズが盤製造のIT化を劇的に進める新システム「WIRE CAM DX」を発表 。さらに、経済産業省や各経済産業局がロボット導入を検討する企業向けに全国の支援機関をリスト化するなど、停滞する市場の再起動に向けた官民の新たな動きを網羅しています 。
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2. 注目トピックス
【1面メイン】日本製ロボット需要:2019年は2桁減、輸出不振が大きく影響
日本ロボット工業会の調査によると、2019年の日本製ロボット出荷総額は前年比2桁減となり、6年ぶりに前年を割り込みました 。特に主要市場である中国向けの落ち込みが大きく、地政学的リスクに加えて新型コロナウイルスの影響も重なり、不透明な状況が続いています 。ただし、国内では自動化に対する根強いニーズがあり、今後の投資回復への期待も寄せられています 。
【新製品】ECAD「WIRE CAM DX」:盤製造の工程を刷新、リードタイム40%短縮を実現
盤製造業界の「働き方改革」を強力に支援するITソリューションが登場しました 。新製品「WIRE CAM DX」は、熟練技能に依存していた電線加工や部品取付、配線作業をデジタル化し、非技術者でも高品質な作業を可能にします 。事前準備と並行作業の導入により、製造リードタイムを最大40%短縮し、生産能力の拡大に大きく寄与します 。
【行政支援】自動化へのお助け窓口:経産省とJARAが全国の支援機関リストを公開
「ロボットを導入したいが、どこに相談すればいいか分からない」というユーザーの悩みに応え、経済産業省と日本ロボット工業会が連携主体リストをまとめました 。全国のロボット導入支援センターやSIer(システムインテグレーター)協会会員企業、金融機関などを地域別にリスト化 。中小企業の自動化・デジタル化に向けた「最初の一歩」をワンストップで支援する体制を整えています 。
【提言】ニューノーマル工場:非対面式製造モデルへのパラダイムシフト
アルファTKGの高木社長は、コロナ禍がもたらした「ソーシャルディスタンス」や「テレワーク」という変化を、ものづくり現場の転換点と捉えています 。日本伝統の「群れ合いものづくり(すりあわせ型)」から脱却し、デジタル技術とロボットを駆使した「非対面型製造モデル」への移行を提言 。RPAやAIを活用し、事務から製造までを一貫して自動化する工場のあり方を提示しています 。
【展示会】ハノーバーメッセ:史上初のオンライン開催、デジタル時代への解答を提示
世界最大の産業見本市「ハノーバーメッセ」が、7月14日・15日に初のデジタルイベントとして開催されます 。工業、エネルギー、物流の各分野におけるアフターコロナのソリューションが一堂に会し、DX(デジタルトランスフォーメーション)が成功するための具体策や、データ活用の重要性が議論される予定です 。
3. 各ページ別の見出し・記事一覧
1面:総合ニュース・経済トレンド
- 日本ロボット工業会: 2019年日本製ロボット出荷、6年ぶり前年割れの2桁減
- 経済産業省: ロボット導入加速に向け、全国の支援機関を網羅した連携主体リストを公表
- SICK(ジック): データの垂直統合を可能にする「AppSpace」など2つのセンサソリューションを開発
- ハノーバーメッセ: 7月に史上初の完全オンライン開催。デジタル変革の成功事例を共有
- 提言(アルファTKG): ニューノーマル工場への挑戦。非対面式製造モデルの構築が急務
- 連載:灯台: 3Dデータ活用が拓く、次世代のデジタルコミュニケーション進化
2面:新製品・技術トレンド
- ECADソリューションズ: 盤製造支援システム「WIRE CAM DX」発売。配線測長を自動化
- オプテックス: 非接触で検温とマスク着用を同時判定する自動計測カメラをリリース
- シュナイダーエレクトリック: アドソル日進と販売協力。ARツールを用いた作業分析を共同展開
- 横河電機: サウジアラビアの巨大給水システム向け、世界最大級の監視システムを受注
- 日本モレックス: 極性キーで誤嵌合を防止する4.50mmピッチの電源用コネクター「CP-4.5」
- 村田製作所×帝人: 世界初の「抗菌圧電繊維」を開発。電気エネルギーで微生物を抑制
- IIJ: 冷凍冷蔵庫の温度管理を自動化するHACCP対応クラウドソリューションを提供
- パナソニック: 住宅分電盤用「コンパクトブレーカ」が発売20周年、累計1.4億台を達成
- シーメンス: 長崎の亀山電機内に最新のデジタル化ソリューションを体験できるショールーム開設
3面:デジタル化・最新ソリューション
- 安川電機: システムコストを低減する高圧用分散型パワーコンディショナを国内投入
- 三菱電機: 6.5kV耐圧のフルSiCパワーモジュールなどのサンプル提供を開始。省エネ化に貢献
- 三菱電機: TFT液晶事業の終息を発表。パワーデバイス等の成長分野へリソースをシフト
- 東京エレクトロンデバイス: 設備の異常をAIで自動検知する汎用プラットフォーム「CX-D」を開発
- 技研トラステム: 3密対策として入場・退場人数をリアルタイム計測する客数情報システム
- アンドール: 図面から寸法や記号を自動抽出する検査表作成ソフトの最新版「Version 3.0」
- 中国工場管理連載: 従業員の定着と教育。中国人が中国人を教える仕組み作りの重要性
4面:DX・ロボット特集
- モノトークス×フエニックス: ITとFAのギャップを埋め「知能」を持たせた次世代ゲートウェイ開発
- ロボット専門家コラム: 富士ロボット山下氏が説く、コロナ禍におけるロボット活用のリスクヘッジ
6面:盤製造IT化特集
- WIRE CAM DX: 盤製造工程の改革。技術者に頼らない生産体制でリードタイム40%短縮
- 連携ソリューション: ECADシリーズと日東工業「キャビスタ」のダイレクト連携で二度書き解消
7面:生産方式トレンド
- 特集記事: ライン・セル生産に続く「次世代型ジョブショップ方式」。マスカスタマイズ時代の最適解
8面:IT・ロボット・カイゼン
- OnRobot: 協働ロボ向けマシンビジョンに外観検査機能を追加。ワンショットで複数認識
- NTTロジスコ: 電源ケーブルの洗浄から結束までを自動化するロボットシステムを共同開発
- 市場リポート: 世界のプロセス自動化・計測市場、2025年には768億ドル規模へ成長予測
- 日本カイゼンプロジェクト: 動作経済の四原則。第二の原則「両手を同時に使う」で生産性を高める
9面:工場新設・増設、設備投資情報
- デンソー: 愛知県安城製作所に「電動開発センター」を開設。電動化製品の開発を加速
- 富士フイルム: デンマーク拠点に1000億円投資。バイオ医薬品の製造設備を大幅増強
- 三菱ケミカル: 中国で電子材料向け機能性樹脂の生産ラインを増設。能力を2倍へ引き上げ
- アサヒグループ: イタリア拠点で「スーパードライ」の現地生産を開始。10億円投じ設備強化
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