三菱電機、統合IoTを展開開始、付加価値の高い新たな製品やサービスを創出

2020年5月29日

三菱電機は、付加価値の高い新たな製品やサービスの創出を目指し、同社の統合IoT 「ClariSense(クラリセンス)」(※1) を構築し、同社および同社グループ内に展開する。

現在、デジタルトランスフォーメーションの実現に向けて、さまざまな分野で IoT システムの活用が進んでおり、その市場規模は 2022 年には 100 兆円を越えると予測 (※2) されている。

同社は、社会・電力インフラ向けでは設備の運用・保全業務の効率化に貢献する IoT プラットフォーム「INFOPRISM(インフォプリズム)」を、FA 向けでは開発・生産・保守の全般にわたるトータルコストを削減する FA-IT 統合ソリューション「e-F@ctory(イーファクトリー)」を、また、家電製品、ビル設備などでも各種機器に関するさまざまな IoT システム・ソリューションを開発してきた。

これらの IoT に関する実績や、各種機器に対する知見、AI・セキュリティーなどの技術資産を「ClariSense」で共有・活用し、付加価値の高い新たな製品やサービスを迅速に創出することにより、インフラ、モビリティ、ライフ、インダストリーの 4 つの領域での社会課題の解決に貢献するとしている。

 

「ClariSense」は、総合電機メーカーとして同社が強みとするさまざまな機器に対する知見や、同社AI 技術「Maisart(マイサート)」、セキュリティーなどの技術資産を、IoT システム統一設計ガイドラインやソリューションライブラリ (※3) などに統合、一元的に整備したもので、今後さらに拡充する。

「ClariSense」を同社グループ内で共有・活用することで、迅速な IoT システム・ソリューションの開発が可能となり、付加価値の高い新たな製品やサービスを創出していく。


(※1) 「ClariSense」は、機器からセンシング(Sense)した情報に潜む本質(Essence)を見抜き(Clarify)、課題を解決するという思いを込めた造語
(※2) IDC Japan 調べ
(※3) ソリューションに共通する機能を再利用可能な形にパッケージ化したもの

 

「ClariSense」の特長

1.機器の知見や技術資産を統合・一元化することで、付加価値の創出を加速

・同社が強みとする機器の知見や AI・セキュリティーなどの技術資産を、IoT システム統一設計ガイドライン、ソリューションライブラリなどに統合し、「ClariSense」として一元的に整備・拡充。ソリューションライブラリの機能の組み合わせなどにより、付加価値の高い新たな製品やサービスの創出を加速

 

2.実装形態に自由度を持たせ、機器やシステムの特性に応じた IoT システムを開発可能

・IoT システムの構成とインターフェースのみを定義した IoT システム統一設計ガイドラインにより、自由度のある実装形態

・機器やシステムの特性、用途に応じた最適な IoT システム・ソリューションの開発が可能となり、信頼性や堅牢性が求められる社会インフラ向け IoT システムやリアルタイムに問題を発見・解決する FA 向け IoT システム、ビル内機器からスマートフォンまで柔軟に連携するビル設備管理向け IoT システムなどに対応

 

3.標準 API を採用することで、グループ内外のシステムと連携可能

・業界標準に準拠した API (※4) や通信プロトコルを採用することで、「ClariSense」に基づき開発した IoT システムとグループ内外のシステムとの連携が容易

・システム連携により、顧客との連携や事業分野をまたがる統合ソリューションを効率的に実現


(※4) Application Programming Interface の略

三菱電機 統合 IoT「ClariSense」に基づくソリューションへの展開イメージ


OSS : Open Source Software
ECU : Electronic Control Unit
TCMS : Train Control and Monitoring System
ISG: Integrated Starter-Generator
DMS : Driver Monitoring System
ACS : Access Control System

 

出典:「三菱電機 統合IoT『ClariSense』展開開始のお知らせ」