【決算2019年度】山洋電気 20年3月期連結決算、減収減益で苦境、国内生産へ移管準備

山洋電気の20年3月期連結決算は、売上高は前年比16.5%減の707億600万円で、営業利益は84.2%減の10億4300万円、純利益は91.4%減の4億2600万円の減収減益となった。

事業部門別では、クーリングシステム事業はサーバや通信装置、半導体製造装置、制御機器向け需要が増加し、売上高は5.0%減の221億6000万円。

パワー・システム事業は、公共設備向けは堅調だったがFA機器と再生可能エネルギーが低調で、売上高は78億3400万円となった。

サーボシステム事業は、第3四半期から5G通信や半導体産業の設備投資が活発になり半導体製造装置やロボット、電子部品実装機向けの需要が回復したが,それまでの需要の落ち込みを取り戻せず、工作機械や射出成形機向けも低調。売上高は31%減の326億9700万円となった。

そのほか電気機器販売事業は26.1%増の58億8900万円、電気工事事業は15.1%増の21億2400万円と好調だった。

今期の見通しは未定。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため3月中旬に操業停止したフィリピン工場は一部稼働再開したものの全面稼働は未定。生産活動を日本の上田事業所に移管する準備を進めている。

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