主要産業メーカー 工場稼働状況、猛威振るう新型コロナ

中国再開も欧米、アジア停止 4月半ば〜月末が正念場

昨年末から世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。工場やサービスサポートの稼働停止やリモートワーク推奨など製造業の日常を一変させ、市場にも暗い影を落としている。主要産業の工場稼働状況をまとめた(4月3日時点)。

自動車メーカー各社は、トヨタは国内5工場の一部ラインを停止し、北米と欧州、南米、インド、ASEANでも一時休止。日産、ホンダもほぼ同様。休止が最も長いのがスバル。群馬製作所をゴールデンウィークまで停止する。電子・電機メーカーは、中国工場は再開もASEANに生産拠点を持つソニー、ローム、ヒロセ電機、SMK、日本航空電子などが影響を受けている。機械メーカーは現時点では生産においては目立った影響は出てきていない。

地域別では、中国は感染拡大が落ち着き、2月半ばから多くの工場が再開。フル稼働に向けて進んでいる。コロナウイルスの発生源となった湖北省武漢市でも3月25日から条件付きで従業員の職場復帰が始まった。

中国以外の地域では、需要の落ち込みやロックダウンの影響を受け、まさに今工場を一時停止しているケースが多い。電子電機関連でフィリピン、マレーシアが4月中旬まで、自動車は欧米、インド、南米と世界中の工場が3月末から休止している。日本でもほぼすべての自動車メーカーが国内工場での生産をストップ。長いところでは4月末のゴールデンウィークまで休止を発表している。

納期に関して、国内生産分は原材料や資材の備蓄があり、工場も稼働していることから、大幅な納期遅れは発生していない。それでも中国からの製品出荷の一時停止や、航空機の減便といった物流要因で調達が遅れ、供給が不安定になる/なっている例も出てきている。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG