【流通商社トップが語る2020】大和無線電機「IoTの総合提案推進」堀内優 代表取締役社長

大和無線電機 堀内優 代表取締役社長

 

2019年12月期は、前期比で売上は減収、営業利益で増益の見込みとなる。環境関連やアミューズメント向けが減少した一方、消費税増税により、エアコン向けや家電向け電源パワーモジュール、POSシステム用電源が伸長、災害非常用設備としてUPS、戸別通信用カスタム電源、その他、医療・計測機器等の設備向け部材が好調に推移した。利益率の改善が進み、今期も利益を重視した計画予算でスタートしている。

今年はダイワイノベーションの2年目として、昨年同様に「Create a Personal Brand」をテーマに掲げて取り組む。社員それぞれが計画達成を目指し、ストーリーを描きキャラクターを活かした個人ブランドを創造していくことで、お客様満足と社員満足を生みだし、会社の原動力としていく。

今年は昨年からスタートした技術開発プロジェクトの活動に本腰を入れる。お客様への部品販売だけでなく、課題解決につながる技術的なソリューション提案を行う取り組みだ。

19年7月からIoTエッジデバイスに重点をおいた新Webサイト(daiwa-iot.jp)を開設した。IoTの試作から量産までの調達が容易に実現でき、必要な部品と関連メーカーをマトリックスで選択し、当社のネット販売サイト「sample Box」を通じて注文もできる。また、プリント基板の製作や組立サービス、さらには生産や販売支援の相談にも対応。

オープンイノベーションで取り組まれているトリリオンノード研究会に参加しているが、19年秋から評価キット「Leafony」の販売が始まった。新たな開発への取り組みとして「モノ」から「コト」の提案を進めていき、当社の価値を創造していきたい。

一方、97年から展開している海外事業は、米中、中台問題など国際情勢変化の中で、今後の取り組みを慎重に検討していく。

 
【流通商社トップが語る2020】目次はコチラ

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています

特集の最新記事8件

>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG