【流通商社トップが語る2020】サンワテクノス「SCMに磨きをかける」田中裕之 代表取締役社長

2020年1月29日

サンワテクノス 田中裕之 代表取締役社長

 

第10次中期経営計画「NEXT1800」3カ年の初年度2020年3月期は、売上高1400億円(前年度比3.7%減)、営業利益16億円(同53.1%減)を目指している。第1四半期は厳しかったが、第2四半期からはセットメーカーの在庫が適正化し、第3四半期ぐらいから半導体製造装置関係からの引き合いが出はじめており、現在第4四半期のラストスパートをかけている。

21年3月期は、過去最高の売り上げだった18年3月期を超えて1500億円ぐらいを考えているが、年明けの業界の動きを見ていると総じて明るさが感じられ期待している。

その中で重点取り組みとして、一つは19年4月から稼働したWMS(倉庫管理システム)によって物流の課題が見えてきたことから、商社の役割であるSCM(サプライチェーン)に磨きをかけ、投資効果を上げていくこと、もう一つはエンジニアリング事業の効率を高めて収益性を改善していくことである。

自動車関連業界向けの売り上げも現在、全体の約23%を占めるまで高まっている。FA機器に比べ利益率は厳しいものの、自動運転など次世代の車載向けの販売が多いだけに、今後も増加していくのは確実だ。

一方、海外事業はローカル企業との取引拡大を目指して、現地社員のマネージャー育成を進めている。また、昨年12月に中国・上海事務所とメカトロセンターを移転・統合し、連携を一層強めている。今後、インドでの拠点開設も考えたい。

国内も、昨年7月から四国に営業所を開設したが、オペレーションにテレワークを活用し、今後もお客様に密着した拠点設置を検討していく。

当社もお陰様で19年11月に創立70周年を迎えた。100周年や50年後の世界や技術がどうなっているか社内の若手リーダーと話す場を設け今後の会社の姿を探っていきたい。

 
【流通商社トップが語る2020】目次はコチラ