【流通商社トップが語る2020】立花エレテック「M2Mビジネスさらに推進」山口均 取締役 専務執行役員

2020年1月29日

立花エレテック 山口均 取締役 専務執行役員

 

2019年は米中貿易摩擦の影響を受け、主力のFAシステム事業、半導体デバイス事業が前年を割り込んだ。FAシステムにおいては重電を中心に売り上げが伸びず厳しい状況であったものの、中長期経営計画「C.C.J2200」で重点機種として取り組んでいるロボット、センサを始めとしたM2Mビジネス商材が伸長した。エリアごとに機種責任者を置いてきめ細かくフォローするとともに、営業支援部署を設けて技術サポート展開した成果が表れた。

当社が強力に推進しているM2Mビジネスは、全産業の課題である『人手不足』『自動化』に大きく貢献できるビジネスであると確信している。粘り強く顧客に向き合った結果、少しずつだが実績がついてきているためM2Mビジネスの可能性に今後も注力していく。同時に自社の技術力に磨きをかけるため「CEATEC」「関西工場設備・備品展」などの展示会にも継続参加していく。当社のソリューションに触れていただくことで技術商社の認知を広げたい。

一方で、近畿経済産業局が推進している『3D積層造形によるものづくり革新拠点化構想』の実用化に向けた拠点を当社が担っており、近畿経済産業局の支援の下で産官学連携を進め3Dプリンターの普及促進活動を続けている。今春本社1階のショールームの規模を拡大し、「ラボルーム」として開設する。

現在は高強度の造形が可能な熱溶解積層(FDM)方式やインクジェット方式などの3Dプリンターを配置。金属3Dプリンターも設置予定で、産業用ロボットや協働ロボットも併設することで、ロボットハンドを様々な形状で作れることもセットで提案したい。現在も顧客ニーズに合わせた導入提案を行っており着実に実績につながっている。20年3月期は、売上高1830億円、(前年比0.1%増)を見込んでおり、厳しい環境ではあるが目標必達を目指している。

 
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