【各社トップが語る2020】富士電機機器制御「省工数機器の拡販強化」篠崎美調 代表取締役社長

2020年1月8日

富士電機機器制御 篠崎美調 代表取締役社長

 

2019年は、工作機械を中心とした機械セットメーカーが、年初の見通しよりも大きく落ち込んだ。一方、高度成長期・バブル期に建設された電気設備が老朽化を迎え、それらの更新需要と、首都圏の再開発・オリンピックに伴う建設需要は旺盛で、受配電市場は好調に推移したが、機械セットメーカーの落ち込みをカバーするには至らなかった。

業界に先駆けてマグネットスイッチや配線用遮断器などに採用したプッシュイン式の省工数機器「F-QuiQ」を18年6月から一斉発売し、19年も拡販活動に注力している。今後の労働人口や熟練作業者の減少に対し、その「省配線性」「作業者に依存しない均一・安定した配線品質」、増し締めを不要とする「振動に強い」等が評価され需要は拡大しつつある。

また、マーケティングツール(MA)や営業支援ツール(SFA)を駆使し、WEB広告やコンテンツの充実などで自社サイトへの集客を強化している。顧客情報を増やす施策を「F-QuiQ」を皮切りに展開しており、今後は仕組みの定着と商談への活用を推進していく。

20年も市況は19年と大きく変わらないと考えているが、5Gへの切り替えに伴うIDC(データーセンター)関係は依然として好調で、半導体にも動きが出始めており、後半以降の市況回復に大きく期待している。今年も「F-QuiQ」の販売に注力し、さらなる機種拡充にも取り組み、市場普及に努めていく。営業本部内に19年新設した「フィールドサービス部隊」で、リニューアル案件の受注獲得を進める。デジタルマーケティングも引き続き注力し、営業とマーケティングの一体アプローチで新規顧客も強化していきたい。

また、盤内器具製品をIoTのセンサーとして活用するコンセプトのもと、オープンネットワークに対応した商材開発に着手していく。

 

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