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ETG ギガビット通信追加、マシンビジョンなどで活用も

EtherCAT Technology Group(ETG)の技術委員会は、EtherCATの新たな通信規格に「EtherCAT G」を追加することを承認した。これにより、EtherCATの通信は、従来の100Mb/sに加え、1および、10Gb/sに拡張されることになる。

EtherCAT Gは、デバイスあたりで大容量のプロセスデータを送信する必要があるアプリケーションに適しており、マシンビジョンやハイエンド計測技術、従来のドライブ制御をはるかに超えるような複雑なモーションアプリケーションなどで、EtherCATの適用範囲を拡大することが期待されている。

また、EtherCAT技術の拡張として完全に互換性を確保しており、100Mb/s用に設計された既存デバイスはシームレスにEtherCAT Gシステムに統合して動作する。

今後、展示会などで披露するとともに、2020年以降製品化に向けて取り組んでいく予定。

EtherCAT Gは、18年にベッコフオートメーションによって発表され、ETG技術委員会で審議していた。