工場新設・増設情報 7月第2週 浜松ホトニクス、富士フイルム、TOTOなど

2019年7月10日

▶︎浜松ホトニクス
光半導体素子、X線イメージセンサ、X線フラットパネルセンサの売上拡大に対応するため、新貝工場(浜松市南区)に新棟を建設、6月21日に地鎮祭を行った。

近年、量産性の高い樹脂モールド光半導体素子や放射線検査装置用のX線イメージセンサ、X線フラットパネルセンサの需要拡大が続いており、新棟ではこれらの生産体制の強化を行う。生産能力は、売上高換算で約250億円。

延床面積は1万5285平方メートル、建築面積は4560平方メートル(地上4階)、着工は7月、竣工は2020年8月を予定。総工費は約65億円。

新貝工場2棟 完成予想図

 

▶︎加藤製作所
さらなる事業拡大と生産および物流の効率化を図るため、茨城港常陸那珂港区に工場建設用地を取得する。港湾区内で製造(完成品の組み立て作業等)を行うことにより、大型建設機械の輸出の利便性を図るとしている。

総面積は、茨城県ひたちなか市大字長砂字渚に2万8203平方メートル、同市阿字ヶ浦字千駄切に1108m平方メートル。取得価額は7億4100万円。

 

▶︎日本ゴア
備前工場(岡山県備前市)において、このほど新工場棟の地鎮祭を行った。新工場では、同社製品の中核となる素材「ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)」を基にした中間素材の開発と製造を行う。

延床面積は6893平方メートル、竣工は20年5月末を予定。

 

【海外】

▶︎富士フイルム
細胞培養に必要な培地のさらなる事業拡大を図るため、欧州拠点のFUJIFILM Manufacturing Europe(オランダ)に約30億円を投資し、培地を生産する新工場を建設する。米国・日本に続き、今回初めて欧州で培地の生産工場を建設し、培地の生産を日米欧の3拠点体制にする。新工場は、日本・米国の生産拠点同様、動物由来成分を含まないカスタム培地を生産し、バイオ医薬品製造や再生医療などの用途に提供する予定。

着工は19年中、稼働開始は21年内を予定。

 

▶︎京写
メキシコの子会社KS Circuit Mexico(京写メキシコ)においてメキシコ工場(ケレタロ州)を設立し、プリント配線板の販売と、新たな事業として実装搬送治具の製造販売を開始した。新工場は、現地企業から事業譲渡により生産設備、人材および顧客を引き継ぎ設立。メキシコ工場をストック拠点とし、日系品質のプリント配線板をタイムリーに供給するとしている。

 

▶︎TOTO
グループ会社の南京東陶が新たに取得した中国・南京市内の敷地に、浴槽生産工場を移転・建設する。樹脂浴槽の需要が中国を含むアジア、アメリカをはじめ世界中で伸張する見込みのため、生産体制を充実させる。新工場は、海外市場向け浴槽の基幹工場として樹脂浴槽、鋳物浴槽などを生産予定。生産能力は年間約11万台。

敷地面積は約5万2000平方メートル、延床面積は約5万1000平方メートル、着工は7月、本格稼働は21年6月を予定。投資金額は約75億円。

南京東陶新工場(仮称)の外観イメージ

 

▶︎昭和電線ホールディングス
ワイヤハーネス事業のさらなる拡大に向け、中国現地法人である嘉興昭和機電に増資を行い、浙江省嘉興市にある2工場を移転、統合拡張を行う。自動化による高効率化、省人化を図り、EV関連向けの製品も含めた需要増に応え、新たに加工技術開発センターとしての機能も付加する予定。

総敷地面積は約2万平方メートル、操業開始は20年7月を予定。増資額は200万USドル、総投資予定額は約700万USドル。