ローム、世界初 SiC MOSFET内蔵AC/DCコンバータIC、劇的な小型化を実現

2019年5月14日

ロームは、大電力を扱う汎用インバータやACサーボ、産業用エアコンなど、産業機器向けの1700V耐圧SiC MOSFET内蔵のAC/DCコンバータIC「BM2SCQ12xT−LBZ」を開発した。

BM2SCQ12xT−LBZ

 

新製品は、専用パッケージに高い省エネ性能を誇るSiC MOSFETを内蔵した、世界初のAC/DCコンバータIC。最大12製品(AC/DCコンバータ制御IC、800V耐圧Si−MOSFET×2、ツェナーダイオード×3、抵抗器×6)と、放熱板を1パッケージ化し、一般品での構成と比べて劇的な部品点数削減で小型化を実現。

クランプ回路やドライブ回路の部品選定、信頼性評価の工数削減、部品故障リスクの低減、SiC MOSFET採用の開発工数削減などを可能にしている。また、SiC MOSFET内蔵によって、高精度な過熱保護、過負荷保護、電源電圧端子の過電圧保護、過電流保護、二次側電圧の過電圧保護が搭載されている。

さらに、従来品と比較して、最大で5%の高効率化(電力損失では28%削減)を実現。制御回路には低ノイズで高効率動作を可能とする擬似共振方式を採用しており、産業機器に対するノイズの影響を最小限に抑えることができる。

4月12日からインターネット販売を開始し、5月から当面月産10万個を量産。