三菱電機、米・ ICONICSを買収、e-F@ctoryを強化するソフトウエア拡充

2019年5月14日

三菱電機は、製造現場のシステム監視とプロセス制御を行う SCADA(※1) ・IoT 分析ソフトウエアなどを開発・販売する米国のソフトウエア会社 ICONICS(アイコニックス社)の株式を追加取得し、三菱電機グループとして 100%子会社化する。

ICONICS社のソフトウエア技術と三菱電機の FA技術を融合することで、エッジコンピューティングを含め「e-F@ctory(イーファクトリー)(※2)」を強化するソフトウエア製品の拡充を図るとしている。

同取引は、米国関係当局からの認可取得を前提として、19 年度中に完了する予定。

 


(※1) Supervisory Control and Data Acquisition の略。シーケンサなど FA 機器による生産現場などの監視制御やデータ収集を行うソフトウエア

(※2) FA 技術と IT を活用し、開発・生産・保守の全般にわたるトータルコストを削減する三菱電機の FA 統合ソリューション

 

ICONICS 社の概要

社名:ICONICS, Inc.
代表者:Russell L. Agrusa
所在地:100 Foxborough Boulevard, Foxborough, MA 02035, USA
設立:1986 年 6 月
事業内容:SCADA 製品の開発、販売、サービス
ホームページ: https://iconics.com/

 

ICONICS 社への出資の狙い

製造業での IoT 化ニーズが高まる中、三菱電機はエッジコンピューティング領域のソフトウエアプラットフォームである「Edgecross(※3)」に対応した各種ソフトウエア製品群を投入し、e-F@ctoryの推進を強化している。

一方、ICONICS 社は、FA・PA/社会インフラ・ビル管理等の幅広い分野向けに、競争力のある監視制御用ソフトウエア製品を開発、グローバルに販売。

三菱電機は今回、ICONICS 社を子会社化することにより、同社の保有するソフトウエアの開発資産、ノウハウ、及びエンジニアを獲得し、e-F@ctory を実現する製品の開発力を強化。これにより、IoT 化などのさまざまなニーズに対応したソフトウエア製品を提供することで、製造現場でのデータ活用による生産性や品質のさらなる向上に貢献するとしている。


(※3) FA と IT を協調させるオープンな日本発のエッジコンピューティング領域のソフトウエアプラットフォーム

 

出典:三菱電機「米国 ICONICS,Inc.買収に関するお知らせ」