【流通各社トップが語る2019】大洋電機、小さなIoT化を推進

代表取締役社長 西村 浩

2018年12月期の業績は、売り上げは前年度比微増であったが、利益を大幅に増やすことができた。17年は学校関係のネットワーク構築特需が貢献したが、18年はEtherCATやCC-Linkなどの産業用ネットワーク向けのケーブルアッセンブリー販売が大きく伸長し、利益を押し上げた。また、タイでの部品販売も軌道に乗ってきて利益増に貢献した。

今年は国内では引き続き産業用ネットワーク向けの販売に注力していく。半導体製造装置、工作機械、ロボット、自動車関連向けなどを中心に当社のケーブルとアッセンブリーの販売が増えている。ケーブルの加工、組立てから工事まで一貫して対応できる当社の取り組みが取引先から評価されていることが拡販につながっていると思う。

タイでは、日系企業を中心に品質に優れ信頼性の高い日本製部品の販売が伸びており、きめ細かなサポートを行っていることもあり、繁忙を極めている。日本メーカーでタイでの販売を考えているところがあれば協力していきたい。

さらに、LAN関連機器のネット販売を主に取り組んでいる子会社のネットシステムを今年から、IoTを主体にした営業活動にシフトする。ロボットのセンサ部分の情報や、省エネ機器の情報などをクラウドの活用で見える化していく。協力会社とも連携しながら、社会や工場全体といった大きなIoTではなく、機械や設備の一部の小さなIoT化に取り組む。

一方、FA-LANの産業用イーサネットパッチコードも10種類がそろっており、今後は海外生産も行っていきたい。

国内販売と海外販売の両輪がうまく回り始めたことから、今年はIoTを絡めてさらなる業績向上への活動を進めていく。

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