【各社トップが語る2019】キムラ電機、ブランド力活かし展開

代表取締役社長 藤岡 利之

2019年2月期の売り上げは、前年度比2%増ぐらいで着地する見込みである。東京オリンピック・パラリンピックに向けた社会インフラ投資は活発化しているが、一方で半導体をはじめとした電子部品市場に陰りが出ており、原材料高騰などの向い風の影響も懸念される。

今年も当社を取り巻く市場環境はまだら模様が予想されるものの、オリンピックに向けた投資が継続することに加え、リニア新幹線投資、さらには2025年の大阪万博開催など、日本経済全体に活気を与える材料も有り、市場環境の土台は18年とそう大きく変わらないと見ている。

こうした中で、昨年は厳しい環境でも通常使用できる耐環境端子台や、端子台専業メーカーならでは省配線ターミナルなどの拡販に注力した。

今年は、表示灯、端子台、UVモザイクなど、当社の主力製品でプロダクト・ミックスを見直し、再構築をすることを考えている。

「制御機器の本質価値を追求し、新たな可能性へと繋ぐ」という当社のモットーを基本に、「キムデン」のブランド力をさらに高める取り組みを進める。例えば、当社の一部の製品だけを知っているお客さまに、他のまだ知られていない製品群を訴求したり、お客さまに当社全体を理解いただくなど、「キムデン」のまだ知られていない面での認知度向上を図るための取り組みを強めていく必要がある。当社の製品がお客さまにとって、高付加価値を生み出し、新たな価値創造につながるようなお手伝いをしていきたい。

今年は総合カタログを全面的にリニューアルする。総合カタログに掲載されていない製品も多くなっており、製品ごとのカタログに加え、当社全体を知ってもらうための総合カタログの必要性に対応する。

創業92年を迎えるが、社是の「優親速廉」の実行に取り組んでいく。

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