【各社トップが語る2019】相原電機、歴史と信頼でさらに躍進

代表取締役社長 城岡 充男

2019年4月期の業績は、現在のところ売り上げが前年度比16%増と好調に推移しており、利益も増益が見込めそうなことから、3期連続で増収増益になりそうだ。

ただ、トランスの材料となる素材価格の上昇が著しいことに加え、物流費も値上がりしており、利益面では非常に痛い。特に銅の価格は下がることなく上昇を続けている。

今年は創業55周年、法人化50周年、そして社長就任15周年と「555」と5の並んだ年でもあり、気持ちを新たにしている。昨年も企業の品質偽装や不正が目立ったが、当社の歴史と製品への信頼性が、事業継続と売り上げ拡大への大きな要因となっていると言っても過言ではない。ISO9001を基本に、生産、納期、品質をしっかりと守りながらこれからも日々取り組んでいく。

東京オリンピック・パラリンピック開催まであと1年となり、街の再開発やインフラ整備などが佳境になってきている。盤関係の受注も大きく増えており、当社にも生産能力以上の受注が入ってきている。この好調な状態は今年も継続するものと見ているが、このほど25年の大阪万博開催が決まったことで、オリンピックが終わった後の不安を払拭し、さらにムードが良くなるものと期待している。

一方で、国内では人手不足が続いている。当社も営業、開発関係の人材が不足しており、地道に育てながら対応している。日本の少子高齢化社会はこれからますます進展することから考えると、海外から労働者を入れていく必要があると言える。まさに第3の開国として、日本がこれから生き残れるかの岐路に立っているからだ。

電気自動車(EV)や2次電池などでトランスの重要性が高まってきており、これからも地に足の付いた経営で、100年企業を目指したい。

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